嵐山周辺散策

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嵐山 小林家

 仕事が嵐山の渡月橋の近くだったので、帰りに嵐山周辺を散策してみた。何度か嵐山の周辺には来た事があったが、目的もなくブラブラと町を歩くのは、数年ぶりだったので最近竣工した建物や、新しい発見なども多く勉強になる事が多かった。


嵐山 保津川下り




保津川下りを眺めながら、食事が出来る店の古びた雰囲気のお店に、年配のお客さんが楽しそうにビールを飲んでおり、夏らしさを感じつつ散策をスタートした。


嵐山 湯豆腐1
嵐山 湯豆腐2




今回の散策で、目に止まったのは屋根の操作によって、外部空間を取り入れた中庭や半屋内の空間を作り出している建築物だった。その建物の中には、築100年以上の昔に建てられた建築物もあり、空間の技法としては新しくない事も理解できた。


嵐山 京雅
嵐山 アラビカ




そして巧みな屋根の操作が、この地域には多く感じた、それは時代ごとの日本家屋の捉え方が変遷する事によって、この地域の人に受け入れられて来たからこそ、残っているのだと思う。それぞれの時代の建物が混在しているが、程よい距離(物理的ではなく)を保っている事が、こってりとした印象を与えない、この地域の品を感じられた。


嵐山や桂川からなる自然を引き込む建築物が、町を一つの集落的な要素となり、この地域が京都で有数の観光地となっている要因の一つなどだと感じた。


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