ガレージハウス

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変わった家
派手な家




 住宅を計画中のオーナーさんから、私の作品をホームページやTwitter、Facebook、Instagramなどから知って頂いて、問い合わせが増えて来ている。その中でも車好きのオーナーからの依頼が増えている。私の造形的な作品を気に入って頂いて、この様な住宅を設計して欲しいとの事である。


ガレージハウス
ビルトインガレージ




そんな中の依頼の一つである、神奈川県大和市に計画中の住宅は、高台を立地としており見晴らしの良い特性がある、前面道路側の対面側には果樹園が広がっており、その方向の遠方には境川がある為、視線を遮る建物がない。


造形的な家




前面道路から建物が3m以上高い位置となる事から、建物のファサードの印象は軒裏が一層目立つ事となる。そのようなポイントも基本設計としてのキーとして設計を行った。平面と立体の整合性を確認しながら、その場の生活者はどのように感じるのか、街への影響はどのような事になるのか。


面白い家
車と家
インナーガレージ




ひと際目立つこの住宅は、プライベートは内に閉じる事と考えがちな現代に、違う提案は出来ないかとも考えている。「プライベート」=「見られてはいけない」ではなく、「プライベート」=「個人的」なものであって、個人的な場所を創る必要性を感じている。


高級住宅
車と住宅




個人各々で、居心地の良い空間は違うことから、誰しもが開放的な住まいに住むべきだとは言わないが、「家・プライベート」=「箱・閉じる」と言った固定的な形式を崩す事は、誰しもが必要な事だと思う。


車との生活
建築家と車




東日本大震災やコロナウイルスなど、生活を見つめなおす分岐点では、私たちの暮らしを見つめなおす良い機会で、パラダイムシフトを起こす訳ではないが、思考硬直化が進む今、一度ほぐす事も大切だと思う。 そんな事をあれこれ書いたが、オーナーの要望を満たしつつ、オーナーの意中外にあるが、その人にとって必要な価値の提案は必ず行っていきたい。

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