喫煙所の提案

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休憩スペース

私は喫煙者ではない。

 喫煙に関する現在の社会の風潮は、一方的な排除の流れとなっているように感じる。どこでも喫煙する事が出来た時代があり、そこから生活環境改善の為に分煙を進められたが、勢い余って喫煙を排外する状況とまでなっている。しかし喫煙しない者からすると、タバコの匂いや副流煙の影響を受けなければそれで良いのである。


現在の喫煙環境は、劣悪と言っても過言ではない。決して絢爛豪華な休憩スペースで一服して頂く事までは考えていないのだが、建物の大きさに対する利用者数が明らかにオーバーしている喫煙スペースは数多い。 その喫煙スペースは、まるで鶏小屋のような見窄らしい佇まいである。夏の猛暑や雨が降る中で、屋根を求めて肩を寄せ合いながら喫煙所に群がる風景を見るとまさに滑稽である。




そこで私は、喫煙所の提案を行いたい。 少数派であっても、住環境は必要であり、その内容が喫煙という、非喫煙者からすると理解する事が難しい内容であっても、最低限の豊かな住環境が保たれた休憩スペースは必要である。社会は今後、そのような様々な価値観や考え方の違いが溢れるだろう。そこでこの提案は多様性のある社会を目指す為の、大切な一歩だと考えている。


ダイヤグラム1
ダイヤグラム2
ダイヤグラム3




構造




テンセグリティーによる、構造システム

 互いに連続する引張材と圧縮材がバランスを保ち、部材点数を少なく大空間を形成する事が可能となる、この構造システムを使い空間を形成する。提案用途の規模から12本の引張材と4本の圧縮材とし、ローコストでありながら、躍動感のある造形となる。 施工検討として、3セットのワイヤー(引張材)をパイプ(圧縮材)の中を通し端点で、各方向へ繋げる。ワイヤーはターンバックルで締上げる事で張力を与える。


図面

形状のバリエーション

 それぞれのワイヤー(引張材)とパイプ(圧縮材)の設置位置と長さを変える事で、フレームの形状が変わり、そのフレームの交点に布地を支持する事で、用途に合わせた屋根形状を自由に決定する事が可能となる。


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