京都と滋賀 建築の学生

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京都と滋賀建築の学生

 先週から後期の授業がスタートした。後期は専門学校が水曜日で、大学が木曜日と連日の授業となる。いつもと違う体力の消耗で、なかなか建築設計の仕事をしていては、味わえない疲れ方である。


日本において、殆どの人が教育機関で授業を受けた経験があると思うが、私が学生の頃、前で授業をしている人の事を考えてもいなかったが、いざ自分が前に立って授業をしてみると、数名の学生は前に立っている先生の事を考えているんだなぁとか、授業を円滑に進める為の協力をしてくれているだなぁと、感謝と関心の両方が込み上げてくる、今も昔もそのような気が利く学生には驚きである。


京都と滋賀建築の教育




そんな中、授業を行っているのであるが。私が関わる学校は京都と滋賀の比叡山を挟んだ、直線距離にすると、とても近い二校で、その学生を見ていると、作り出す作品や趣向が全く違う。それはどの年代にも言える事で、それぞれの学校の教育の方針が、ここまで明らかに出るものなのかと感心している。


その学校の価値観を教え込まれる事で、学生の見る方向が変わってくる。(学生自身は気が付いていないようだが)
どの学校の学生も、個性があり未来へと繫がる提案が多いのだが、その学生に与える方向を間違ってしまと、なかなか抜け出せない状態になってしまう。


大半の学生が高校から進学する流れとなった社会状況の中、小規模の大学や地方の大学のあり方が、以前より一層重要となり、また国からの教育の方法のあり方が、以前とは全く違ったものとなって来ている。 非常勤講師としては、それ程大きな事が出来ないにしても、学生と直接関われる立場として、学生が何かを掴むきっかけとなる繋がりが出来ればと思う。


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