名古屋 桜本町の家提案

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狭小住宅ボリューム配置

 昨日は名古屋市南区の桜本町の家の初回プレゼンを行った。名古屋市内の都市型の住居だが、当該敷地の面積は広い。また敷地裏側の擁壁は、名古屋市の崖条例の考慮が必要となる為に、建物のボリューム配置の検討を行い、選択肢を沢山出してから、全体のバランス(コスト面・耐震等級3・車の使いやすさ)などが取れそうな、ゾーニングのアイディアをピックアップし、そこから三案の提案を纏めた。


名古屋住宅検討




床面積はフラット35Sの融資を受ける為に、最低限必要な70㎡を基本とし、限られた面積の中で最大限の空間の利用を考える必要性があり、その中でも家族が集うLDKの居心地は、狭小住宅では力を入れなければいけない項目の一つとなる。


名古屋住宅提案




各それぞれの個室が、その用途を満たす為だけの最小の面積であるから、家で過ごす時間の大半をLDKで過ごす事になるからである。そのLDKは崖条例の関係で、前面道路側に建物を移動する事で、そこに出来たスペースにLDKを開き、隣地側にある高さ2.7mの擁壁が、プライバシー性の高い庭としつつ、自然光を取り入れる事にも有効な関係となっている。


名古屋新築住宅




1階がLDKの場合は、その庭との関係のあり方を、崖条例の問題を解決しながらの空間の提案となっている。




ローコストでコンパクトな住宅ではあるが、その分、きめの細かい設計が必要とされるので、今後もオーナーさんと打ち合わせをしながら、時間をかけて計画を進めていきたい。


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