
昨日は、名古屋の桜本町で新築住宅をお考えになられている、クライアントさんとの初顔合わせでした。計画地で待ち合わせだったので、少し早めに現地に到着したので、敷地の情報を読み取る作業を行っていました。
敷地の裏側(南側)に旧擁壁があり、崖条例がその後に制定された事から、この敷地のデメリットとなり、買い手が見つからず金額が下がっていた。しかしこの敷地を一般的な建売りやハウスメーカーから見ると、デメリットとなるが、自由設計の場合はメリットとなるような提案が出来る。

例えば、敷地の南側が旧擁壁の為、陽当りと崖条例を加味し、大きくスペースを空ける事で、この敷地の持つ特徴を活かしつつ、デメリットを消す事が出来るなど、ボリューム配置や建物形状で解決は可能で、その他にも沢山の解はありそうである。
今回のプロジェクトは、このような考え方を設計の軸として、クライアントが想像もしていなかった、暮らしを提案できればと思う。