
右京区嵐山の渡月橋で人が賑わう、目と鼻の先にこの建物はある。いつもお世話をして頂いている、方からの紹介でこの建物のオーナーさんから相談を受けた。現在は賃貸としているが、この地を利用した新しいアイディアはないかと相談を受けた。私の事務所は、建築の設計で建物だけを作るのではなく。


この相談のような、潜在資産を見つけ出し形にする事を心がけている。その建物や場所にある価値を引き出す仕事である。そんなプロジェクトの依頼や相談が、最近は増えて来ている。私もその事が、これから建築家として必要な一つの能力だと考えている。
蓬莱の守山地域の里山プロジェクトや島田島のプロジェクトなどは、このジャンルのプロジェクトにあたる。今、事務所を構えている、あじき路地はそのような潜在資産を上手く創出したモデルケースだと思う。デザインのあり方を再認識して、今後の活動に活かしていきたい。