
いつもとは変わった経緯で、この設計の依頼が舞い込んできた。現時点ではまだ正式に設計契約までは至っていないが、オーナーさんの熱意や人柄から、何とか私の出来る限りのアイディアで、このプロジェクトにご協力出来ればと考えている。
この計画地は京都市南区にあり、17坪程の敷地で、自宅内で過ごす時間が多くなる生活スタイルの為に、室内の閉塞感を緩和しつつ、快適に毎日を過ごす方法を模索している段階である。なおかつローコストで計画を進める事が条件となっている。


同じ住宅でも、生活者の住まい方が変われば、住空間は全く違うものになってくる。設計者が独断で構想するのではなく、そこに住む生活者にどれだけ寄り添えるか、イマジネーションを膨らませる事が出来るかが、今後の課題であり、この計画の重大なポイントになってくると考えている。

オーナーさんに少しでもお力添えする為に、何とか形に出来る事を目指して頑張りたい。