大津市庁舎

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大津市庁舎

 滋賀県唯一のDOCOMOMOに選定されている物件、佐藤武夫がこの建物の設計を行い、1967年に本館が竣工した。申請業務で頻繁に大津市役所へ訪れる機会が多く、申請業務に関しては、私は好きな仕事では無い、しかしこの建物を見学出来る事は、唯一の癒しである。


大津市庁舎正面




この素晴らしい建物の空間を体験する為に、大津市へ行っていると言っても過言ではない。その様な考え方をしないとモチベーションは保てない。




ここまで言うのは何故かというと、申請業務は今のご時世、メールやネットを使って提出や審査を行えば良いものの、未だに施主または施主の委任を受けた者が、役所に提出へ行かないといけない、また資料の訂正なども、もちろんである。




距離が遠い物件の業務であれば、往復で3時間が潰れる事は珍しくない。働き方改革という以前の問題のような気がする。




色々と不満はあるものの、大津市庁舎への道中も魅力的なものが多い、京阪石山坂本線は一部路面電車となっており、二両編成の電車が街のスケールに合い、それを感じながら体験できる事も楽しい。


京阪石山坂本線
路面電車
浜大津駅前




また京阪京津線では、山岳電車としてのアップダウンや急カーブ、そして集落をギリギリで通過していく、テーマパークのアトラクションの様な場面展開は、車窓にクギ付けとなってしまう。駅のホームが細長過ぎて、電車待ちの後退ラインが、後退ラインから電車までの方が広いという、電車をどこで待てば良いかわからなくなる駅もあり、都会の駅や電車と違うところが沢山あって、田舎の雰囲気を感じられて楽しい事も沢山ある。


名神高架
集落




その様な街の散策を楽しみながら、時代錯誤を忘却している。


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